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17.奥多摩 棒ノ折山〜沢登り、温泉、雹 [(番外編4)私の山歩き]

 奥多摩で何度も通った山と言えば、棒ノ折(969m 棒ノ嶺)を外すわけにはいかない。変な名前だが、例によって弘法大師にまつわる由来のある名前らしい。青梅線の川井駅から奥茶屋まであるいてキャンプ場を抜けてワサビ田を縫って登りにかかるコースを最初選んだが、このコースは面白くない。キャンプ場までやたら歩くし、ワサビ田には有刺鉄線が巡らしてあったりで、あんまり気分よくない。頂上下の登り道も杉林の中を階段状の道がついていて、興趣をそがれる。
 
 ただし! 獅子口屋(ししぐちや)のわさび漬けは安くてうまい。高尾山口の駅の売店などで売っているが、行くたびにいくつも買っている。実サンショウもキャラブキもご飯のおかずに最適(でも、昔に比べると値段の割に量が少なくなってきた)。いつか、ここのワサビ田から川井駅に歩いている途中で、獅子口屋の工場を見つけて、「ここにあったのか!」と大発見した気分になった。

 棒ノ折に登るなら、埼玉県側の名栗湖畔から白谷沢を登るコースが面白いことに気づいて、ここから何度も登ることになった。複数人のグループで西武線飯能駅からタクシーを利用して名栗湖までいき、さらに有間ダム(みごとなロックフィルダム)を渡り、湖畔をさかのぼって白谷沢登山口で下りる。料金はかさむが4人で割り勘すればそんなに負担にはならない。タクシードライバーもとても喜ぶ。

 白谷沢に付けられた登山道を渓流にそってスリルも味わいながら登る。ほとんど沢登り気分が味わえる。1時間20分ほどで沢登りは終わり、いつのころからか付けられたスーパー林道にパカッと出る。これだ。腹が立つのは。林業のみならず生活や観光にも使えるということで、あちこちでこのスーパー林道というのができた。本当に役立つのなら多少の自然破壊も許容できるが、そうは思えない。作っただけで、山腹に付けられた白々しい道だけが長々とくねっているだけなのだ。もちろん利用している人はいるだろうから決めつけはよくないが、見る限りは無駄な公共投資としか思えないのだ。

 さて、その白けた林道を渡ると、急な上り道にかかる。登りきると岩茸石という大きな岩のある尾根に出る。この岩は登れる。あるとき、ちょっと失礼してこの岩陰で小用を足していたら、若い女性のグループが通りかかってあたふたしたことがあった。その節は失礼しました。

 この岩から森の中の上り道に入る。急な階段状の坂を登ると、権次入峠(ごんじりとうげ)という平場に出る。ベンチもあって休憩ができる。ここを右へ折れて25分ほどで棒ノ折山の山頂に着く。この道は緩やかで幅の広い上り道なのだが、土留めのために階段状に道が作ってあり、これがけっこう脚にくる。山頂も広々とした広場になっている。野球だってできそうだ。昔は茅を刈る茅場だったそうだ。山頂にはテーブルとベンチがいくつかあり、ゆっくりと宴会もできる。天気がよければ北方に上州や日光の山々も望めて、まことに気持ちがいい。

 さて下りは先ほどの権次入峠から右に入り黒山から岩茸石山へと縦走し、惣岳山から御岳駅へと下りるコースがとても充実している。静かな山歩きが堪能できるが、われわれは横着して、権次入峠からさらに岩茸石に戻って、右に下って名栗温泉へと向かうのが常だった。ここの大松閣という老舗の温泉宿の日帰り湯に入るのだ。湯上がりはむろんビールで乾杯だ。これがあるから山歩きはやめられない。

 あるとき、これは初夏だったが、ここからバス停に向かう途中で凄まじい雹(ひょう)に降られたことがある。直径1〜2センチくらいの雹がバラバラバラと、走って駆け込んだバス停の屋根をたたく。あれはこわかった。

 

 


 
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